了の日付

とんでもないクズが書いてるブログです。

辛辣な予測

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この本を読み終えた。かなり辛辣な内容で、日本の未来を悲観的に捉えていたように思う。僕自身は、日本がこれから衰退していくと思っている。理由は少子高齢化。これがなんとかならない限り、国力は下がる一方だと思う。そして少子化が止まる気配はなく、さらに加速する可能性の方が高いと思う。

 

問題はなぜこんなことになったのか?っていうこと。ここを分析して、後世に伝えていく必要があると思う。余談だが、江戸時代に長州藩は、関ヶ原の合戦以降の自藩の凋落を、相当に分析したらしい。だからこそ、幕末で活躍できたのだと思う。

 

この日本の凋落の原因については、外国人でないと客観的な分析はできないと思っていた。でも、この書籍の野口氏のようにかなりのご年配の方でこそ、可能なこともあるだろうなとは思った。実際にこの本の最後の方で、「我々の世代は、未来への責任を果たしたか?残念ながら失敗した。」との決定的とも言える弁があった(著者は1940年生まれ)。ここは立派だと思う。老人は、今の若者はとか言いがちだからね。

 

ちなみに僕は、失われた30年と言われる時代を青年から壮年として過ごしてきた。バブル経済っていうのも、学生時代に経験している。だから日本の凋落を間近で体験してきた。僕なりの解釈としては、驕りがあったように思う。日本アズNo.1とか言ったり言われたりしていた時代もあったからね。もう一つは、選挙の仕組みに原因があると思うんだ(これが最大の要因だと思ってる)。一言で言うと、選挙に行かない人が多すぎる。そして政治家は目先のことしか考えられなくなる。落選したらどうしようもなくなるから仕方ないのかもしれないんだけどさ。でもこう言うのって昔からだろうから、昔は官僚がしっかりしていたのかな?ニュースでは、東大生がキャリア官僚を目指さなくなってるって書いていた。偉くなるメリットが小さくなって、外資系のコンサル会社で大金貰う方がいいって思うのかもね。こう言うのは、都内の中高一貫校出身者の比率が東大生の中で高くなったのと関係あるんじゃないかな?地方の秀才が東大に行って、偉くなって故郷に錦を飾るってのが減ってるのかも。僕は公立高校出身ってのもあって、私立の進学校ってのに対しては否定的な考えを持っている。テクニックで受験を乗り越える人が増えて、地頭のいい人の割合がエリート層から減少するのはどうかなって思う。でもまあ、自分の子供には得をさせたいって思う人が大半だろうから、仕方ないとも思うけどね。

 

いろいろと書いたけど、じゃあこれからはどうすりゃあいいのさ?どう舵を取れば、日本がまた上り調子になるのか?ってことなんだよね。写真の著書では、大学教育のレベルアップにその解を見出してた。実際に今の大学は希望すればどこかには入学可能な全入時代らしい。そして有名国立大学であろうが、いわゆるFラン大学であろうが初任給は同じだからね。実際に僕も入社した時に、こんな馬鹿と同じ給料なんかとガッカリした記憶がある。でもそういう馬鹿は、退職したり工場の倉庫番とかやってるから、給料が同じなのは最初だけなんだけどね。

 

僕自体は、選挙の投票率アップが日本の復活に必須だと思っている。そしていつかは本格的な2大政党時代がやってくればなあと思うんだけど、どうだろうか?そうすれば、無駄な税金のばら撒きも減ると思うのだけれども。

(ところで、明日の奈良記念競輪はいいメンバーが集まりましたね。脇本と古性のセット配分が続くのもどうかと思うけど、初日から楽しみです。松井あたりが早逃げしてくれそうだし、新田もいるから脇本の独壇場にはならないと思うんだけど。)