なんか東大の授業料が上がるらしい。ヤフコメとか見ると、Fラン大への支援を減らして、国立大の授業料を昔みたいに安くってコメントが多くあった。そりゃあまあそっちの方がいいかもだけど、絶対にそうはならないだろうな。私立大の学生数>国立大の学生数 な訳だから、民主主義の日本では、どんどんと授業料の差は縮まると思う。じゃあ私立大学の数を減らせってなるかもだけど、貴重な教育ビジネスを潰すのは現実的には難しいだろう。でも子供の数が減るから、これから大学が潰れるっていうのは珍しくなくなるだろうな。いくら補助金が減らなくても、入学者が激減すれば大学は潰れるわな。
これまでは大学に数が増えても、大学進学率がアップしたからなんとかなっていたかもだけど、進学率もそろそろ頭打ちじゃなかろうか?ちなみに大学進学率でググったら、62.9%って出た。もうちょい上がりそうだけど、70%位がMAXじゃなかろうか?
僕は地方勤務も長かったんだけど、結構な僻地にも大学はあった。あれだけの僻地だと、地元の人しか行かないだろうな。とんでもない田舎で学生時代を送って、就職するのはかなりのハンデだと思う。僕が卒業した大学は一、二年が郊外で、三、四年が市内だった。今は理系はずっと郊外らしいんだけど、あのど田舎で4年間過ごすのかと思うとゾッとする。院卒だと6年かかるし。
大学側も僻地は不利と分かったようで、最近はキャンパスの都内回帰が鮮明らしい。ちなみにこれは東京の話なので、他の地域のことは分からない。でも東京以外でも、山奥の大学ってのは人気ないんじゃないかな?
なんとなくだけど、もう学歴偏重の時代は終わるんじゃないかって思ってる。つまり偏差値が高かろうがFランだろうが、どっちに入学してもあんまり変わんないんじゃないかな?まあ東大とFランとかじゃ、ちょっとは変わってくるだろうけどね。医系大学とそれ以外ってのだけが顕著に差が出てくるんじゃないかな?って思う。僕が高校生の頃って、今ほど医学部の難易度は高くなかったから、時代が変わったんだな。
冒頭の話に戻るけど、共産主義国家だと国立大に予算を集中させることは可能だろう。前衛って考えがあるみたいで、誰かが国民を引っ張るって概念があるみたいだから、一部の国立大学に優秀な人を集めて手厚い予算を配するってのは問題ないだろう。コロナ禍の対応を見ても、21世紀は共産主義国家の逆襲が始まるのかもしれないなあ。アジア卓球の女子シングルス優勝は北朝鮮の選手だったし。国際試合にほとんど参加せずに優勝するんだから、大したもんだわ。
なお僕は、国公立大の授業料は値上げすべきって思ってる。だって、大学に行かない人に悪いじゃん。18歳から一生懸命働いた賃金の一部が、働いていない学生に行き渡るって事だからさ。その理屈で、私立大学への助成金も禁止すべきだと思う。ただし、医学部は別。医者になって皆の役に立つ訳だから、税金を使って立派な医者を育てるのがよろしかろう。