退職した同期の連中はどうしてるんだろ？退職してから会ったのは同期の一人だけ。彼は地元に戻って会社勤めしていた。どうせ会社勤めするんなら、知り合いの多い今の会社を続けた方がいいと思うんだけどね。若い頃は給料も安かったけど、年功序列で段々と年収も増えてきたし。でも人生は人それぞれ。他人のことをとやかく言う資格は、僕にはない。
なんとなく見えてきたのは、やりがいと待遇。待遇ってのは、給与と楽さ加減。今の僕の仕事は楽だけど、やりがいはからっきし。まあ楽なだけラッキーと思うのがいいな。やりがいがあった時もあるけど、ハードな仕事でアルコールに溺れた。アルコール依存性になったのは仕事のせいだけじゃないけど、ハードな仕事の影響もあると思う。
最悪なのは、キツくて給料も安くって、やりがいのない仕事ですな。若い頃にそういう時期もあって、そん時はギャンブルに溺れた。やりがいをギャンブルに求めたんだな。そう言えば、上に書いた同期の奴は短期間だけど、マルチにハマってたな。俺にまで営業かけてきた。ちなみに珍しく説教してやったら、それが効いたのかパッタリと止めた。二十台の半ばから後半にかけての話です。彼も仕事がつまんなくて、捌け口を求めたんだと思う。
そういうサラリーマン生活も、だんだんと終わりが見えてきた。まあ長くてあと5年かな。一定の年齢以上で早期退職制度に応募できる。割り増し退職金が貰えるんだ。割り増しって言っても少しだけ。
大々的に早期退職を応募しないかな？5年分の月給を貰えるくらいなら嬉しいけど、3年分くらいでもいいや。なんとなくだけど、割り増し退職金を払っても、ジジイには退職して貰った方が会社にもメリットがあると思うんだけどなあ。でもそんな噂は聞かないからなあ。
結局、先立つものは金。でも労力を費やした相場で成功しなかったんだから仕方がない。大損しなかっただけマシかもね。僕はこういう優勝劣敗的な思想は博打やってるせいで身についている。オリンピックでも、金メダルを取ればチヤホヤされるけど、予選で負ければそうではない。予選で負けてた人が声高々に持論を主張すると、みっともないことになる。
時々、タクシーに乗るとどうしようもないオッサンから、延々と愚痴を聞かされたりする。飲み屋でも時々見かけた。ああはならないように気をつけないとなあ。ちなみに病院への行き来にタクシーにはよく乗るので、運転手さんには大変感謝している。都内の運転手さんはマナーがいいし、数千円で病院まで運んでくれるんだから有り難いですね。
さあ長文になったし、この辺にしておこうか。
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