今の僕は、人生の分岐点に来ているような気がしている。どういう分岐点かというと、人様に気を遣って生きていくのと、人様に気を遣わずに生きていくののどちらを選ぶかって事。
僕はこれまで、自分のことばっかり考えて生きてきた。そしてあちこちでトラブルを引き起こしてきた。そういう性格なんだと思って諦めてたんだけど、病気になったせいなのか歳食ったせいなのか、それとも今の生き方に嫌気が出したのか分からないが、ちょっとあらためようかなと思い始めた。
たぶんきっかけは、昨年の秋口からこのブログでも書いたおばさん。とにかく碌でもなくって、皆に避けられてるんだけど、性格が驚くほど僕に似ている。あれじゃあ不幸せだろうと、側からは見える。絶対に近づきたくないんだけど、可哀想と言えば可哀想。誰にも相手にされていないからね。そんで、あちこちに愛想を振り撒いている。たぶん、自己愛性人格障害って奴だと思う。
だから反面教師としては最高なんだ。僕が今まで疎外されてきた理由も分かってきた。異性で僕よりも一回り年下だから、何かと違いはあるが根っこのところはおんなじだと思う。まあ愛情不足というか、これまで愛されていなかったんだろうなってのは理解できた。
だからその人は有能であろうとする。誰かの役に立とうとする。必要とされたいんだろうな。愛されるんじゃなくって、必要とされようとするんだ。だから、自分が居なけりゃ回らない仕組みを作ろうとする。愛されていれば、有能じゃなくっても大事にされるのに、愛されたことがないから、そういうことが分からないんだろう。
あのおばさんのことは置いといて、問題は僕の今後の人生の話。ちょっと人に気を遣い始めたんだけど、今度は組織からハグれるんじゃないかと心配に。これまでは、嫌われたら嫌われたでそれでいいって思ってた。いや、そう思い込もうとしていたのかもしれない。それが入院中に看護婦さんに親切にしてもらったからなのかどうかは分からないが、集団から相手にされなくなることを恐れるようになった。いま気づいたんだけど、酒を飲まなくなったせいかもしれない。あの飲み物は孤独を紛らわせてくれるからね。
だいたい、もう会社を辞めたっていいんだよね。たぶん5年以内には退職すると思うし、絶対に10年以内には退職する。昨年の早期退職に応募しなかったのは、もし再発した時に会社に所属している時のメリットが大きいから。休職しても、一年半は毎月の給料分が全額貰えるし、会社に所属しているとなにかと心強い。今回の入院でも、有名な病院で一流の先生に見てもらえた。僕がどこにも所属していなければ、あの治療は受けられなかったんじゃないか？
ということで、はからずも組織に属するメリットを実感できたことによって、組織からハグれることを恐るようになったんじゃなかろうか？
でも組織の中で立ち回るのは難しい。だいたいそういうのに慣れていないし。役職定年になったのも影響しているかもしれない。管理職じゃなくなったから、入ってくる情報も減って、人に与えられることも減った。
こういう時はどうすればいいのか？昨日、新橋で占い師に占って貰おうと思った。でもこういうのって、自分が考えることなんだよね。誰かを頼りにしちゃいけない。自分で決めて自分で行動するんだ。
たぶん中年の危機ってやつなんだろうな。突飛な事だけはしないでおこう(例えば起業とか)。もっと自由に生きたいな。組織や集団なんて気にせずにさ。やっぱりそういうのが本来の僕なんだろうな。
さて、上の写真は昨日の競輪ダービー決勝車券。結局、6日開催中、5日通った。決勝戦はかすりもせず。小張りにしといてよかった。以前は最終レースに有り金突っ込んでいたからね。成長したのか退化したのかどっちだ？
