むかーし、野生の王国っていうテレビ番組があった。今も放送しているのかは分からないが、同じような動画がYouTubeで見ることができる。そういう動画をよく見るんだけど、これがおもしろい。ひとことで言うと、食物連鎖が分かる動画って言えばいいかな。鷹や虎といった食物連鎖の頂点に君臨するような動物が、草食動物とかを捕食する。蛇が小動物を丸呑みする。そういう動画なんだ。
こういう動画を観ていると、相場を連想せずにはいられない。僕は資本論（の入門書や解説書）をよく読むんだけど、人が人を搾取するっていうことに興味があるのかもしれない。そして搾取される側から搾取する側に回りたいと思う。僕は会社員だから、配当金とかで資本家に搾取された後で、残りの利益から賃金が支払われる立場なんだ。そうは言っても、労働者間での搾取もある。若手社員は搾取されて、年配の役職者が搾取するっていうようなイメージかな。実際に、僕も若いころは明らかに賃金以上の労働をしていたと思う。じゃあ今はどうかというと、貰い過ぎかもしれないな。ほとんど定時で勤務を終えているからね。ちなみに定時で帰ろうが残業しようが、給料は同じなんだ。
最近思うのは、搾取するならうまくやらなきゃってことだな。派遣社員なんてのは、搾取される側の最もたるものだと思う。そのぶん、派遣会社は派遣社員に対して、優しいんじゃないのかな？そうでないと派遣社員が辞めちゃって、おまんまの食い上げになるものね。そういうのもあって、やりがい搾取なんて言葉が流行ったのかも。うまいこと言われて搾取され続けているのに気づいたんだろう。
でもね、搾取する／搾取されるって関係は、資本主義が続く限り無くならないだろうと思う。資金や土地を提供する代わりに、労働で酬いてもらうってのがなければ、自己資金ができるまで事業が始められないものね。そう考えると、株式会社ってのはうまい仕組みだなあ。資金提供者がその権利を譲渡できる訳だからねえ。株式会社ってのは、人類が生み出したとんでもない発明の一つだと思う。
昨日の歩数 2900
