小松氏の短編に表題の作品がある。間違いなく名作だと思うんだ。どんな話かって言うと、輪廻転生系の話。ネタバレすると、これから読む人に申し訳ないから、ここまでにしておこう。
ところで、半年くらい前までこのブログで、困ったオバサンの話を書いてたかと思う。今はもう、困ってるというレベルじゃないんで、必死に逃げようとしている。周りの人が病気になったちゃうくらいだからさ。社会人になってから2人目かな?あのレベルのモンスターに出くわしたのは。
でもね、僕に似ているんだ。男女の違いはあるけれど、根っこのところは同じだと確信している。違いは性比の他に、年齢が一回りほど違う。他には、彼女は地方の公立大学の院卒らしいけど、僕は関西のマンモス私大の学卒だ。彼女は頻繁に転職してるけど、僕はずっと同じ会社で働いている。年収や社会的地位は、僕の方がだいぶん上だろうな。なにが言いたいかって言うと、僕も彼女のように職を転々としていた可能性があるってことだ。
なぜ僕が、なんとか社会人生活を続けられたのかは分からない。最近、自覚できない良さが僕にはあったのかな?って自惚れたりしたけど、きっと運が良かっただけなんだろう。
逆に言うと、運が悪けりゃ僕も彼女のような境遇になって、大暴れしていたかもしれない。彼女と接触するのが嫌で嫌で、不眠症になるくらいだったんだけど、最近は反面教師としてハイレベルって思ってる。
なぜ僕が転勤が多いのか?とかの疑問を彼女が晴らしてくれた気がする。他にも僕のダメなところを、色々と気付かせてくれた事には感謝だな。なんだか、神様が僕に気付きを与えようと、彼女を降臨(?)させたのかもしれない。でも、二度と彼女とは接触はしたくない。
問題はせっかく気付かせてくれた教訓を、どうやって習慣に落とし込むかってことだな。変われなかった僕も、今回ばかりは変われそうな気がする。