180日ルールってのを聞いたことがあるかな？これは保険の話なんだ。入院期間に応じて、保険金が支払われたりするんだけど、期間に制限がある場合が多い。無制限ってのではなくて、120日までってのが多いみたい。
例えば100日入院して、いったん退院したけどまた50日入院したとする。この場合、上限が120日までの保険だと、二つの入院の間隔次第で、150日分支払われるか120日分支払われるかが決まる。その間隔が180日の場合が多いので、180日ルールって呼ばれてるんだ。
ちなみに僕が入っている保険は、180日ルールが適用されている。そして保険金が支払われる最大入院期間も180日。なんでこんなことを書いてるかというと、僕は3月に退院したので、今月に退院後180日を迎える。再発して再入院してないのは良かったが、まだ安心はできない。とりあえず2年間、もしかしたら3年間は毎月の血液検査が必要だ。そして5年間再発が無ければ、やっと治癒って呼ばれるらしい。まあ先は長いですな。最初に病名を告げられた時、先生に五年生存率を問い合わせた記憶がある。そしてその数字を教えて貰って、震えた。
その時先生からは、近くに設備が整っていて、以前一緒に働いていた人がいる病院に連絡しておいたので、そこに入院するように言われた。家には帰らずにタクシーでその病院に行くようにも言われた(一刻を争うぐらいに悪い状態だったらしい)。タクシーの中で、会社の診療所のおばさんと上司に電話をしたんだ。会社の健康診断で異常が見つかって、会社の診療所のおばさんが最初の病院に電話して予約してくれたんだよね。おかげでいい先生に巡り会うことができた。診療所のおばさんには感謝ですな。
後で会社の産業医の先生に聞いたら、見たことないくらい血液検査の数値が悪化していたらしい。いつ倒れてもおかしくない状態だったんだって。診療所のおばさんが、病院行く時はタクシー使った方がいいって言ってたのはそういう理由だったんだなあ。
退院から半年が経った。あっという間で記憶も薄れてきたから、こうやってブログに記録を残そう。入院した病院はそこそこ都会にあって、夜に消灯した後は窓から遠くに繁華街の灯りが見えた。それを見た時、数週間前まではあの辺をウロチョロしてたなあ、数年前はあの辺で飲んだくれてたなあとか思い出したりしてた。でも今の僕は。。。なんて思ってたりした記憶がある。ああいう記憶は忘れちゃいけないな。記憶が薄れて、退院後の有り難みを忘れないようにしないと。最後の退院直後は、これから会社勤めができるんだろうか？って不安になった記憶がある。
昨日の歩数 6300
