職場で僕の病気の話を聞いてくれるのは、63歳のジイさんだけになってしまった。他の人はもう聞いてくれなくなったんだけど、このジイさんだけは何度も熱心に聞いてくれる。なんかアレルギー系の持病があるとか言って、しょっちゅう休んでいるから、入院生活とかに興味があるのかもしれない。
しかし、僕は喉元過ぎればなんとやらで、あの入院生活のことを忘れつつある。そういう面では、このブログを書いてて良かったと思う。読み返すと、ちょっと思い出したりするから。確か、去年の今頃は一時的に退院したんだよね。すっごい充実した1週間を過ごしたような記憶がある。カルーテルが刺さってたから、風呂は入れない。タクシーの有り難さを知った。5か月の入院だったけど、もっと長く入院している人はたくさんいる。そして退院できない人だっている。普通の生活の有り難さを知った。
