それが、
''誰かに認めてもらいたいという気持ち''
である事を確信した。
親に認めてもらいたい、仲間に認めてもらいたい、上司に認めてもらいたい、部下に認めてもらいたい、異性に認めてもらいたい、世間に認めてもらいたいって言う気持ちが、僕を苦しめる。
そして、誰も彼もが認めてあげるっていう武器を手にして世を渡ろうとする。ここまでやってくれたら、あなたを認めてあげますよって感じ。これは極端な社会的動物である人間の本能だから仕方がない。だけど、僕の場合はもういいんでないか？我ながらよく頑張ったと思うよ。高校を卒業した後は大学を4年で卒業し、就職は1社で永年勤続中。面白くもない受験勉強をして、面白くもない仕事を続けたのは、生活費を稼ぐ為ってのもあるけれど、見栄のため、周りからバカにされない為。今後もそんな頑張りをする必要がどこにある？そんな必要性はどこにもない。
だからと言って、好き勝手して良い訳ではない。周りに迷惑をかけると、自分に返ってくるし、迷惑かけて嬉しがるほど人は悪くない。でも承認を必要とするのは自分に対してだけで良いのではないか？だいたい頑張っても、もう給料は増えないんだからさ、人に認めてもらう為に頑張ってなんになる？
ということで、仕事はもうちょい適当にやろう。頑張ってもいいけど、誰かに認めて貰う為に頑張るのだけはやめておこう。
こういう気持ちになったのも、来春に役職定年を迎えるからだろう。あの肩書きがそんなに重荷だったことに、今気づいた。でも、その肩書き、社会的地位を得る為に、勉強なんてしたくもないのに大学進学し、会社の中でも我慢してきたんだな。二十代前半は生活費を稼ぐ為に、仕事を続けてきたんだけどね。いつそれが置き換わったのか？なんの為に大学に行ったのかって聞かれたら、留年しない為って答えるようなもんだな。あながち間違ってはいないけどさ。
お前なんぞに認めて貰わなくたって構わん！でも、自分に対してだけは気高く生きよう。
